我が家のタダタケ大好きっ子の娘がいよいよ成人となる日が訪れた。2004年に誕生し、ブログを始めたときは小5だった娘。感無量である。初めて娘を抱っこしたときの重さや深夜の帰宅後、寝室に直行しすやすや眠る娘の呼吸をいつまでも見ていたことなどが昨日のことのように思い ...
タグ:男声合唱組曲『海に寄せる歌』
人はみな旅人である。しかし時には原点に立ち戻る勇気も必要ということその弐
絶望の叫喚に叫ぶとき、 私の悩みは誰も知るまいと白い月にほほえんでみたくなるとき、遠き遠き漏電と夜の絶叫。など人生、へこんでいるときは頭の中でテクストが大混乱のワルツを踊ってゐる。 だからこそ時には己のルーツに立ち戻りたくなる、そんな瞬間が誰しもあるので ...
三好達治『海に寄せる歌』の中の「砂上」のこと
我が家では、まだまだ回文が流行っている。小学生相手の言葉遊びには有効かなと思っているので、よしとしたい。今日は休日出勤の振り替えで仕事が休みだから仕事のことを忘れてぱーっと男声合唱を聴こうか。父「言うほどに、敵があがきて 二度包囲。」父「血眼な街。」父 ...
三好達治『海に寄せる歌』の中の「ある橋上にて」のこと
最後、バーン!と大団円で終わる大迫力の曲集ももちろん大好き。また、しみじみと幕をとじる曲集ももちろん大好き。『海に寄せる歌』の終曲。様々な海の風景、物語が6曲れた展開されたあと、穏やかな海の風景がひろがる。「ある橋上にて」 三好達治 十日くもりてひと日 ...
同じモチーフに見る津村信夫と三好達治の個性
多田武彦の作曲した『父のいる庭』(詩:津村信夫)『海に寄せる歌』(詩:三好達治)にも、娘が生まれた感慨を詠んだ詩がそれぞれ入っています。「早春」 津村信夫淺い春が好きだつた──死んだ父の口癖のそんな季節の訪れが私に近頃では早く來るひと月ばかり早く來る藪 ...