筆者が所属している男声合唱団タダタケを歌う会で新しい試みがスタートしている。次回の演奏会の組曲の選定がもうすぐとのことではやる気持ちを抑えきれずにいるところであるが。そんな時でも平常心で、愛唱曲を歌いたい。「時雨」 北原白秋時雨は水墨のかをりがする。 ...
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室生犀星『叙情小曲集』の中の「信濃」のこと
最近、お疲れモードのせいかしみじみとした詩を身体が求めている気がする(笑)さて、組曲『叙情小曲集』の終曲である。「信濃」 (編がさやちらと見しもの雪のひま) 室生犀星雪といふものは物語めいてふりこなになりわたになり 哀しいみぞれになりたえだえにふり ...
北原白秋『水墨集』の中の「渡り鳥」のこと
「渡り鳥」 北原白秋あの影は渡り鳥、あの耀きは雪、遠ければ遠いほど空は青うて、高ければ高いほど脈立つ山よ、ああ、乗鞍嶽、あの影は渡り鳥。(『水墨集』/アルス/1923年)先日のタダタケをうたう会の演奏会でのタダタケ・ア・ラカルトステージで演奏する機会に恵ま ...