いいねえ、タダタケ。いいねえ、セカンド。男声合唱団タダタケの会に復帰してからのタダタケ真っ最中の日々。 妻「復帰一か月しかたってないのに よくもまあベテラン顔できるなあ。 感心するわ。」夫「練習にはいつも手鏡持参してますわ。」それはさておき、次の演奏会 ...
タグ:多田武彦男声合唱組曲集(1)
リンク集
〔作曲家〕多田武彦(1930‐2017)多田武彦〔タダタケ〕データベースhttps://seesaawiki.jp/w/chorus_mania/ 作曲家多田武彦及び全組曲の情報については、こちらのサイトが大変参考になります。男声合唱団 タダタケを歌う会https://tadatakesingers.wixsite.com/tadatake筆者 ...
北原白秋『柳河風俗詩』の中の「柳河」のこと
多田武彦の最初の男声合唱組曲は『柳河風俗詩』である。以前拙ブログでも取り上げたことがある。多田武彦の最初の男声合唱組曲『柳河風俗詩』のこと また、北原白秋の没後に観光された写真集では、白秋が生きていた時代の柳河の風景を知ることができる。国立国会図書館デジタ ...
詩人のひとつの終着地~北原白秋『雪と花火』など~
平成一桁台に大学生だった筆者は、大学図書館の視聴覚ライブラリーに入り浸って男声合唱のレコードをききまくっていた。世の中は、CDが浸透してきたとはいえ、まだまだ貴重な録音はLPが中心だった。その中でも思い出深いLPのCD版がこちら。日本の合唱名曲選8「柳川風俗詩・ ...
北原白秋『雪と花火』の中の「花火」の補足
新年です。本ブログ執筆を本格的に再開して初めての初春。新年早々恐れ多くも多田武彦作曲北原白秋『雪と花火』より終曲「花火」である。「花火」 北原白秋 花火があがる、銀と緑の孔雀玉……パツとしだれてちりかかる。紺青の夜の薄あかり、ほんにゆかしい歌麿の舟の ...
北原白秋『柳河風俗詩』の中の「紺屋のおろく」のこと
「紺屋のおろく」 北原白秋 にくいあん畜生は紺屋のおろく、猫を擁えて夕日の浜を知らぬ顏して、しやなしやなと。にくいあん畜生は筑前しぼり、華奢な指さき濃青に染めて、金の指輪もちらちらと。にくいあん畜生が薄情な眼つき、黒の前掛、毛繻子か、セルか、博多帯 ...
中勘助『中勘助の詩から』の中の「追羽根」のこと
「追羽根」 中勘助五月の病気このかた引籠つてた姉もこの頃は不自由ながら家のなかの用が足せるやうになつた。で、いよいよ足ならしに外へ出ることになり、第一日は筋向ふのお稲荷さんへお詣りと話がきまつた。姉は附添ひに□□さんをつれて出かけた。すぐ戻るといつた ...
中勘助『中勘助の詩から』の中の「ほほじろの声」のこと
大きな声で言うまでもないが大学生の本分は学問である。筆者も大学三回生の後半ともなれば大学図書館に入り浸ったものである。父「ま、視聴覚コーナーに入り浸って 男声合唱のLPを聴きまくった だけでしたけどね。」妻「へー、勉強熱心だったんだね・・・。 って ...
北原白秋『雪と花火』の中の「花火」のこと
男声合唱組曲『雪と花火』『柳河風俗詩』からの通奏低音がずっと鳴っていると以前別の記事で書いた。その続き。長岡の花火を媒体として江戸の街に響きわたる。2015年8月初頭、義妹家族を訪ねて、新潟の長岡大花火大会を有料の桟敷席で鑑賞した。この花火大会は、1945年8月1日 ...