「追羽根」 中勘助五月の病気このかた引籠つてた姉もこの頃は不自由ながら家のなかの用が足せるやうになつた。で、いよいよ足ならしに外へ出ることになり、第一日は筋向ふのお稲荷さんへお詣りと話がきまつた。姉は附添ひに□□さんをつれて出かけた。すぐ戻るといつた ...
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中勘助『中勘助の詩から』の中の「ほほじろの声」のこと
大きな声で言うまでもないが大学生の本分は学問である。筆者も大学三回生の後半ともなれば大学図書館に入り浸ったものである。父「ま、視聴覚コーナーに入り浸って 男声合唱のLPを聴きまくった だけでしたけどね。」妻「へー、勉強熱心だったんだね・・・。 って ...