読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。

最近加入した映像のサブスク(●-NEXT)で
昔映画館で鑑賞して感動した映画や、
検索の果てにたどり着いた映画などの
出会いが増えたことが嬉しい。

過去の記事はこちら。



最近、合唱団で「言葉(歌詞)」に
接することが多いためか、
一種の言葉疲れに陥ることがよくある。
そのため、
オフにはもっぱらオーケストラを聞くことで
左脳への癒しになっている気がする。

最近のお気に入りは、
チャイコフスキー⇒ラフマニノフのラインである。
この作曲家の音楽を聴きながら
読書することにハマっているのである。

そんなわけで
前述のサブスクで鑑賞して
感銘を受けた映画の話です。

『ラフマニノフ ある愛の調べ』(2008年/露)

ラフマニノフは作曲家だけでなく
ピアニストとしても
非凡な才能を発揮した天才。
その天才の人生に
大きな影響を与えた
三人の女性との物語を軸に
展開される。
国家や法律、制度などの
システムの中で
人間ならではの愛憎交えた感情は
どのように作用するのか。
音楽家としての誇りと現実の生活と・・・。

鑑賞した後、
なぜ自分がチャイコフスキーと
ラフマニノフの音楽に
胸を打たれるのか、
少し理解できた気がした。

『オーケストラ!』(2010年/仏)

1980年代の混迷を極めた
ロシア情勢の中で、
楽団から追放されてしまった
名指揮者だった主人公とその仲間たち。

ふとした行き違いから沸き起こった
復活のチャンスに、
自分たちの人生と音楽と誇りを
取り戻すべく奮闘する。
展開としては『ブルースブラザーズ』のようでもあるが、
なかなかに一筋縄ではいかないところが面白い。
運命の悪戯に翻弄されて
打ちのめされ、バラバラにされた
楽団員の気持ちも音楽も巻き取っていく
指揮者と客演バイオリニストの音楽性。
ラストのコンサートシーンは圧巻の一言につきる。

『イエスタデイ』(2019年/英)

イギリスが生んだ世界的なミュージシャンである
「ザ・ビートルズ」を題材にしたコメディ。

売れないシンガソングラーターだった主人公が、
ふとしたきっかけで
「ザ・ビートルズが存在しない世界」に
転生していることに気付く。
いけないとは知りつつも、
破れかぶれでうろ覚えのビートルズの曲を
自分の曲として発表してしまう。
それが、大ヒットしてあっという間にスターになってしまう。
という話。
筆者もビートルズは昔から大好きで、
もう身体にしみ込んだ普遍的な音楽になっている。
意識的に聴こうかなと思うことも少なくなってきた。
(いい意味で)
しかし、本当にいい音楽というものは
聴く人の心をうつのだなあと
改めて思った。

参考記事


まだまだ未視聴の音楽の映画は
あると思うので、
時間を見つけては
鑑賞していきたい。