筆者の所属する
男声合唱団タダタケを歌う会の演奏会が
盛大に開催された。
9thConsert

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コンサート「第玖」
2023年1月29日(日)
13:30開場・14:00開演
於 光が丘IMAホール(都営地下鉄大江戸線光が丘駅)
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第1ステージ 男声合唱組曲『中原中也の詩から』
1「北の海」
2「汚れつちまつた悲しみに……」
3「間奏曲」
4「雲雀」
5「六月の雨」
6「月の光」

第2ステージ タダタケ・ア・ラ・カルト
1「老雪」…男声合唱組曲『雪国にて』から(堀口大學)
2「丘の三角畑」…男声合唱組曲『三崎のうた』から(北原白秋)
3「海鳴り」…男声合唱組曲『秋風裡』から(三好達治)
4「雲の祭日」…男声合唱組曲『ソネット集』から(立原道造)
 ※( )内は詩人。筆者注

第3ステージ 男声合唱組曲『尾崎喜八の詩から』
1「冬野」
2「最後の雪に」
3「春愁」
4「天上沢」
5「牧場」
6「かけす」

アンコール
1「秋の流域(わが娘、栄子に)」…男声合唱組曲『秋の流域』から(尾崎喜八)
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団公式twitterの中の運営のメンバーからも
ほっとひと息ついたつぶやきがもたらされている。
私自身も、様々な困難を乗り越えて
5年ぶりに演奏会にオンステさせて
いただいただけに感無量。


嬉しいことに、
今回は妻と娘が7年ぶりに演奏会に
かけつけてくれのである。


以下、家族の感想などを聞いてみた。
妻「いやあ、人数の割に迫力ある歌声がよかった。」
父「嬉しいねえ。」
妻「あの渡り鳥が飛んでっちゃう歌、いいよねえ。」
父「(もしかして『かけす』のことか?)・・・ありがとう。」
娘「私も知っている曲があってよかった。」

父「あれ、娘は草野心平推しじゃなかったっけ?」
娘「よく風呂場で歌ってたじゃん、
  汚れっちまった汚れっちまった・・・って」
妻「娘がこっそり私に父は何かやらかしたのかなって
  心配してたんだよね、今だから言うけど。」
父「いや中原中也の『汚れつちまつた悲しみに……』
  という曲を練習してただけだよ。」

そう言われれば風呂上がりに
娘に言われたことがあったっけ。
娘「父は汚れてなんかないよ、頑張ってるよ。」
父「(?)なんかわからないけどありがとう。」

7年前の演奏会のときは小6だった娘も
もう高3。今春からは大学生になる予定。
こんな父でも心配してくれる
娘と妻の優しさに胸が熱くなる。
ああ、これが生というものか。

この間、色々あった。
私は激動の人生というパンドラの箱を
あけてしまったのだろうか、
たくさんの大切なものを失った。
歌うことを諦めかけたときもあった。

でもメンバーの皆さんに励まされ
あきらめないでよかった。
パンドラの箱の底には
希望が残されていた。

これからも家族に迷惑をかけないように
自宅練習をしていきたい。

次の演奏会もまだ詳細未定ですが
ダダタケを歌うことは決定しています。(当たり前か)

多田武彦の男声合唱曲に興味がある方は、
ぜひ一緒に歌いましょう!

おわり。

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