男声合唱界隈では
知る人ぞ知るサイト
多田武彦〔タダタケ〕データベース

実に面白い。
このサイトを訪れる度に
新たな発見があるのが嬉しい。


さて、このサイトには
楽譜一覧のページがあるが、
その中でも特に思い出深い
楽譜がある。

多田武彦 男声合唱組曲(3)

この曲集には、
三好達治の詩による
「海に寄せる歌」
「わがふるき日のうた」
「追憶の窓」

の3組曲が収録されている。
20200930_082923
実を言うと、
どれも演奏会で歌ったことがないけれども
大好きな組曲たちなのである。

筆者のタダタケ作品の味わい方は、
 #曲のハーモニーを楽しむ。
 #取り上げられた詩がどういうものなのかを読み込む。
 #その詩がどのように曲に表現されているのかを味わう。

の3点がメインとなっている。

なかでも、
この味わい方にのめり込むきっかけとなった
三好達治については思い入れも人一倍。

「三好達治詩集」
私の座右の銘。
読む返す度に
突き刺さる詩が違うのもたまらない。
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「日本の詩歌 三好達治」
編集委員に伊藤整も名を連ねている。
そういえば、まだ無名の頃の伊藤整の
才能を見出し、激賞したのも三好達治だった。
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「詩を読む人のために」
三好達治による詩の味わい方の本。
詩を読み詩を愛することの楽しさが伝わってくる。
萩原朔太郎や中原中也への
容赦ない評論の語り口も、
詩や詩人へのリスペクトがあってこそかと、
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ちなみに、特に思い入れが深いのが
『わがふるき日のうた』。
このブログを書くきっかけとなった
曲集でもある。
以前拙ブログでも取り上げた。
そうか、きみはただただただたけだけだったっけ?その壱。三好達治『わがふるき日のうた』のこと

そうか、きみはただただただたけだけだったっけ?その弐。三好達治『わがふるき日のうた』のこと


時間はかかるかもしれないけれど
少しずつでも取り上げていきたい。
おわり。

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