多田武彦の作品は、
組曲で聴くのが
取り上げられた詩との対比もあって面白い。
しかしながら、
まだ知らぬタダタケの
新しい曲との出会いも
愉しみにしたい。

そんな贅沢な(勉強不足の)悩みに
答えてくれるのが、
男声合唱団タダタケを歌う会のコンサートで
設けられている企画ステージ
「タダタケ ア・ラ・カルト」である。

妻「だいぶ強引にもっていったな。
  最近歌ってないようだからの。」
娘「カラオケいきたーい!」
父「・・・高校受験が終わってからにしなさい。」

ま、多少強引さはあるものの、
ここでは、
手元に記録の残っている演奏会、
すなわち
 ●聴衆として聴いている
 ●歌い手として歌っている
の4回について振り返ってみる。
 ※【 】内は詩人。念のため。

コンサート「第肆」
2015年10月31日(土)於 石橋メモリアルホール
男声合唱組曲『富士山』から「第肆」【草野心平】
男声合唱組曲『鳥の歌』から「夏の祭り」【三好達治】
男声合唱組曲『ソネット集』から「やがて秋」【立原道造】
男声合唱組曲『吹雪の街を』から「吹雪の街を」【伊藤整】
 ★春夏秋冬をテーマに選曲された
 ★聴衆として参加

コンサート「第伍」
2016年10月15日(土)於 石橋メモリアルホール
男声合唱組曲『白き花鳥図』から「黎明」【北原白秋】
男声合唱組曲『白き花鳥図』から「白鷺」【北原白秋】
男声合唱組曲『雪国にて』から「或る誕生」【堀口大學】
男声合唱組曲『ソネット集・第二』から「夢みたものは」【立原道造】
男声合唱組曲『東京景物詩』から「夜ふる雪」【北原白秋】
 ★花鳥風月をテーマに選曲された
 ★歌い手として参加

コンサート「第陸」
2018年1月21日(日)於 石橋メモリアルホール
男声合唱組曲『草野心平の詩から・第二』から「猛烈な天」【草野心平】
男声合唱組曲『冬の日の記憶』から「冬の明け方」【中原中也】
男声合唱組曲『中也の雨衣』から「海は、お天気の日には」【中原中也】
男声合唱組曲『柳河風俗詩・第二』から「水路」【北原白秋】
男声合唱組曲『水墨集』から「渡り鳥」【北原白秋】
 ★色彩をテーマに選曲された
 ★歌い手として参加

コンサート「第漆」
2019年1月19日(土)於 石橋メモリアルホール
男声合唱組曲『冬の日の記憶』から「冬の長門峡」【中原中也】
男声合唱組曲『叙情小曲集』から「信濃」【室生犀星】
男声合唱組曲『北陸にて』から「ふるさとにて」【田中冬二】
男声合唱組曲『東京景物詩』から「あらせいとう」【北原白秋】
男声合唱組曲『人間の歌』から「宮城野ぶみ」【堀口大學】
 ★日本全国津々浦々の情景をテーマに選曲された
 ★聴衆として参加

取り上げられた詩人の
登場回数を整理すると
次の通りとなる。

北原白秋・・・6回
中原中也・・・3回
草野心平・・・2回
立原道造・・・2回
堀口大學・・・2回
三好達治・・・1回
伊藤整・・・・1回
室生犀星・・・1回
田中冬二・・・1回

どしどしくるね。
みんないいね。
ちなみに筆者は
第伍、第陸と
セカンドテナーで
オンステさせていただいた。
どの曲も思い出深いものばかりで、
個性溢れる
アンサンブルリーダーの
情熱的な指導のおかげて
確実にタダタケの世界が広がった。

さて、今回の第捌では
どんな出会いがまっているだろうか。

詳しくはこちらを。
tadatake20200426
































練習に参加できずに
現在は休団中の身で
肩身が狭いのであるが、
演奏会当日は万難を排して
駆けつける予定である。

おわり

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村