諸般の事情により、
拙ブログを無期限休止いたします。
読者の皆様には、
ながらくのご愛顧誠にありがとうございました。

もし環境が許せば、
また書き続ける日がくると信じております。
最後に、筆者の座右の銘(詩)を2つ。
恐らく多田武彦の曲には
なっていないとおもわれますが、
大好きな2詩なので、
最後位はわがままをいわせていただきます。


「枕上口占(ちんじょうこうせん)」
   三好達治

私の詩は
一つの着手であればいい

私の家は
毀れやすい家でいい

ひと日ひと日に 失はれる
ああこの旅の つれづれの

私の詩は
三日の間もてばいい

昨日と今日と明日(あす)と
ただその片見であればいい
(『艸千里』/1939年)

そして、もうひとつ。

『港市の秋』
   中原中也

石崖に、朝陽が射して
秋空は美しいかぎり。
むかふに見える港は、
蝸牛の角でもあるのか。

町では人々煙管の掃除。
甍は伸びをし
空は割れる。
役人の休みの日―どてら姿だ。

『今度生まれたら・・・・・・』
海貝が唄ふ。
『ぎーこたん、ばつたりしよー・・・・・・』
狸婆々がうたふ。

  港の市の秋の日は、
  大人しい、発狂。
  私はその日、人生に、
  椅子をなくした。
(『山羊の歌』文圃堂/1934年)

おわり。

追伸
来たるべき時がくるまで、拙ブログの記事は
そのままにしておきます。

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村