何度もくじけそうになって、
ゲネプロと本番の
2日間を空けるために
直前の2週間で何日も徹夜して
仕事を終わらせて
ふらふらになって
我にかえって
会場にたどり着いた。

男声合唱団タダタケを歌う会
コンサート第陸。20180121。
於 石橋メモリアルホール。
 
沢山の方にご来場いただき
無事に終了しました。
ほっと一息、
酒をふみつつ久しぶりのまったりタイム。
ただただタダタケだbarラインナップ
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第1ステージ
男声合唱組曲『優しきうた』
作詩:立原道造 指揮:髙坂 徹

「爽やかな五月に」
「落葉林で」
「さびしき野辺」
「また落葉林で」
「みまかれる美しきひとに」

第2ステージ
タダタケ・ア・ラカルト
指揮:下河原健太

「猛烈な天」作詩:草野心平
「冬の明け方」作詩:中原中也
「海は、お天気の日には」作詩:中原中也
「水路」作詩:北原白秋
「渡り鳥」作詩:北原白秋

アンコール
「風景」作詩:草野心平

第3ステージ
男声合唱組曲『雪明りの路』
作詩:伊藤整 指揮:髙坂 徹

「春を待つ」
「梅ちゃん」
「月夜を歩く」
「白い障子」
「夜まはり」
「雪夜」

~多田武彦先生に~
「雨」作詩:八木重吉 指揮:髙坂 徹
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詩作を知ろうと思ったら、
詩の国へ行かねばならぬ。
詩人を知ろうと思ったら、
詩人の国へ行かねばならぬ。
       ―ゲーテ

立原道造が
26歳までの人生でうみだしたのが
『優しき歌』の詩たち。
伊東整が64歳までの人生のうち
23歳までの人生でうみだしたのが
『雪明りの路』の詩たち。

男声合唱組曲『尾崎喜八の詩から』の名曲「春愁」でも
歌われているように過ぎ去った青春は戻ってはこない。
しかし
青春の歌を年輪を重ねた大人が歌うことが
完全に可笑しい行為というわけでもない。

今だからこそ歌える青春の歌が
そこにはあったのだと。

多田武彦の曲たちと
取り上げられた詩たちに
改めて教わった気がして
わが胸をうたれた。

だから、多田武彦をうたうことは
疑いようもなく楽しい。
まだまだ技術的にも精神的にも
精進が必要なことも、
真摯に音楽に取り組んでいる仲間に
あらためて教わった。

僕は、さあ僕よ、
僕は遠い旅に出ようね。
      ―三好達治

おわり。

 
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