「かへる日もなき」
   三好達治

かへる日もなきいにしへを
こはつゆ艸の花のいろ
はるかなるものみな青し
海の青はた空の青
(『花筐』青磁社/1944年)

多田武彦作曲『わがふるき日のうた』
の中の終曲
「雪はふる」の2年前の風景。

「雪はふる」
   三好達治

海にもゆかな
野にゆかな
かへるべもなき身となりぬ
すぎこし方なかへりみそ
わが肩の上に雪はふる
雪はふる
かかるよき日をいつよりか
われの死ぬ日と願ひてし 
『砂の砦』(臼井書房/1946年)

拙ブログでも過去に取り上げています。

敗戦間近と敗戦直後。
青い空と白い雪。
アイとの同居とアイとの別離。

「敗戦」を対称軸として
まるで線対称のように
2つの詩の世界が広がるかのようだ。
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筆者は、この半年間、
激動の人生を送っていた。

何しろ、関東近県とはいえ、
埼玉県央の或る市から3月に転出
→埼玉県北の或る市から8月に転出
・・・5月末で20年2か月勤めた
   仕事を辞めて、転職。
→千葉県の或る市に8月に転入。
・・・男声合唱を歌ったり、文学散歩を
   している時間がなかったのである。
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しかしながら、
仕事も生活もまだまだ落ち着かないけれど
ぼちぼち男声合唱禁断症状が出てきたので、
虎視眈々と、機会を窺うぞ、と。

娘「あー、疲れてるとマッサージ必要だもんね。」
父「それは、腰トントンじゃ~!
  はよ『炎の転校生』ばりに新しい学校に
  なぐりこみにいってこい!」
娘「あ~例の必殺技『滝●国電パーンチ』ね。」
妻「あんたは娘に何を教えとんじゃ怒。
  それに国電じゃなくて
   E電でしょうが!」
父「センパイも結構昭和っすね笑」
妻「梨汁ブシャーの聖地に
  越してきたんだから丁度いい、
  梨を手で割ってむいてやろうか。」
父「いえそんな・・・
  島本和彦先生ごめんなさい。」

遠き、遠き漏電と夜の絶叫。
涙を拭って働かう。
さ、ぼちぼち頑張って更新するぞ、と。

おわり。


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