もうすでに
二本のネタを
書いてしまつた。

http://blog.livedoor.jp/hirolead/archives/46956229.html

http://blog.livedoor.jp/hirolead/archives/49898812.html

あまりのニッチさに
めまいがするぞ。
もう一本くらい
絞り出してみるか。

妻「いよう、ボツだよ。」
娘「ぐらぐらしなくつていいよ。」
父「2人して草野心平ばりに
  追い込んでくれてありがとう。」

めげずにもう一本。 
今回はその第参弾。
セカンドのハーモニーのなかでも
「ぐっとくる」旋律
勝手にベスト5を
改めて
紹介したい。

※個人の感想です。
「ぐっとくる」
効能については
個人差があります。

第5位『ソネット集』
  の中の「雲の祭日」

ソネット形式の
詩の2段落目。

♪帆の雲とオルガンの雲 椅子の雲
きえぎえに浮いてゐるのは刷毛の雲
空の雲……雲の空よ 青空よ
ひねもすしいろい波の群

この段のハーモニーが
とてつもなく好きなんです。

セカンドは和音の中に
溶け込んで
まるで自分が
青空となっているかのように

我を忘れて
音を忘れて
(いや、忘れておりません。)

確実に体温が1度はあがっている
と思われる名曲です。
今度体温を測ってみようっと。

第4位『東京景物詩』
  の中の5曲目「冬の夜の物語」

言わずと知れた名曲である。

♪女はやはらかにうちうなづき、
湯沸のおもひを傾けて

に続く

♪熱き熱き珈琲を掻きたつれば、

の部分。

ベース系の地の底から湧きあがる
メロディーに
テナー系のテンションもMAXに。
しかし、途中でしっかりと
セカンドはトップを支える。
いいなあ。
うん
いいなあ。


第3位『雪明りの路』
  の中の1曲目「春を待つ」

2Pの初段。
夢が咲いた後の

♪しみじみと~

4分の5の部分。
譜面を見ると、
「え?どこにいればいいの?
 セカンドは?」
というような和音だが、
しみじみと自信を持って
歌えばなんとかなる
多田武彦マジックのすごさ。

第2位『草野心平の詩から』
  の中の1曲目「石家荘にて」。

ラスト1段。
♪十文字愛憎の底にして~。

の部分。
mollの連続技がさく裂し
大陸の広さと気持ちが
機関車の車輪の火花のように
スパークするような音の連続。
その中でセカンドが果たす
役割といったら、もう。

セカンドやっててよかった。
てなもんです。

いかがでしたでしょうか。

あらためて、
セカンドの譜面をみていただくと
お、けっこう
セカンドもいい仕事してますね、

と見方が変わるかもしれませぬ。
これもまた合唱の醍醐味。

妻「いいかげん、新ネタを
  仕入れにいかんか!」
父「いいんですか!
  ネタ採集にいっても??」
2人「その引越しの荷物を
   片付けたらいいよ。」
父「・・・ウム。」

おわり。

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