念を押すわけではないが
筆者のパートは
セカンドである。

特に多田武彦の曲は、
セカンドやってて
よかった~感が
えげつないのである。
一度拙ブログでも
取り上げたことがある。

http://blog.livedoor.jp/hirolead/archives/46956229.html
 
今回はその第弐弾。
セカンドの
ハーモニーのなかでも
「ぐっとくる」旋律
勝手にベスト5を
改めて
紹介したい。

※個人の感想です。
「ぐっとくる」
効能については
個人差があります。

第5位『蛙』
  の中の2曲目「黒い蛙」
 
♪月があって
 風がないからである~。

竹が直立した後に
TOPのドライブ感あふれる
メロディーの下で
♭シが14音連続で続き、
「る」のところで
ラで決める。くぅ~。

第4位『雪と花火』
   の中の「片恋」

出だしから、まるまる1P。
♪かたこいの~
の直前まで。
死んでもトップに
食らいつけ。
絶対に離されるな。
トップの
泣きのメロディーの中に
残響のように。
己の心の中の響きのように。
太陽の中に隠れて
機体が捕捉されないかの
ように。
妻「『紅●豚』かよっ!」

ま、そういうことである。
日ごろからトップの面々とは
仲良くしておこう。

第3位『蛙・第二』
   の中の1曲目「誕生祭」

♭3つのEs-Durの調性だが、
臨時記号が盛りだくさんで
口が回らない混沌の2P。
しかし
ここで力尽きないように。

♪ゆうゆうえんえんたり。

急に転調してCdurの調性に。

おお、なんかせかいが。
せかいが。
しずまないうちに。
おごそかにゆうきゅうの。
ひかりのなかの。
あんなふうけいのあとに
ドソドミの和音が
こんなに印象的に聞こえるとは。
セカンドは要のドの音。

親友のがま君を
冬眠から目覚めさせるために
カレンダーを4枚くらい破り捨てる
かえる君のように
思いっきり堂々といこう。

妻「絵本『ふたりはともだち』かよっ!」
父「すきなんじゃあ!」

第2位『尾崎喜八の詩から』
   の中の「春愁」

最後の頁のラスト2段。
65小節目からの
♪きぎのめだちと、わかくさの~
 中略~ゆうひのように

例のアレです。
特に
♪わかくさと~
からトップとユニゾンで
音も気持ちも
ラストスパートをかけ、
このまま最後まで、
と思いきや

♪おかのなぞえに~

からまさかの
トップの3度下で
ばっちーんとハモる。
職人技だ。

父「う~ん、マン●ム。」
妻「古っ!まさかの
  昭和のCMネタッ!」

第1位『      』

まだ出逢っていない曲に
敬意を表して。
もしくは、
みなさんが好きな曲を
あてはめて
酒のさかなにしてください。

いかがでしたでしょうか。

あらためて、
多田武彦の譜面をみていただくと
お、けっこう
セカンドもいい仕事してますね、

と見方が変わるかもしれませぬ。
これもまた合唱の醍醐味。

おわり。

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