読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。
いやあ、世に音楽の映画は数あれど
合唱の映画はあんまりないですね。
楽器と違って映像になりにくいのかも。
もちろん
『天使にラブソングを』(1992年/米)や
『ブルースブラザーズ2000』(1998年/米)の
野外テントの教会シーンも最高に感動的でした。
懐かしい。
しかしながら。
しかしながら。
今のところ、
音楽映画における
筆者の独断と偏見による
NO.1は
「ブラス!」(1997年/英)である。
「ブラス!」(1997年/英)である。
どんだけすごいかって。
映画館で号泣したため、
ソフトコンタクトが
流れ落ちてしまい
元広島の達川監督状態
(ネタが古いねどうも)
となってしまって
裸眼0.1の視力で
帰途に就いたという
伝説の映画である。
ちなみに
DVDもサントラも所持
しているほど
どハマリである。
どハマリである。
たま~に、
家族に隠れてこっそり
夜中にヘッドフォンで
DVDを
鑑賞しているのである。
DVDを
鑑賞しているのである。
妻「夜中にコソコソと・・・
いい大人が何しとるか?」
父「いや、毎晩毎晩
夜が更けると
夜が更けると
タダタケばかりじゃ
身が持たぬのよ。」
妻「どっちにしても
号泣してるじゃん。」
娘「私、いつもお母さんに
叱られて
泣いてるのかと思って
部屋のドアを
そっと閉めてたよ。」
父「娘よ、そなたのやさしさに
また泣けそうじゃ。」
娘「恋よ、泣きて素顔が
素敵なよい子。」
父「またもや有名な回文で
ありがとう。
涙は心の安全弁。
気にせずこのまま
私は私のままで
変わらずにいて
いくとするよ。」
妻「2×才の別れ
みたいな口調は
やめーい!」
娘「あーカラオケいきたい。」
カオスな家庭はさておき、
2000年代に入って
なかなかいい音楽映画が
ないなあ、などど
うそぶいていた
私の心を鷲掴みにした
合唱映画と
その原作があったのである。
うた魂♪【うたたま】(2008年/日本)
原作を読んだのが3年前。
映画を観たのがつい1か月前。
このくらいハズしておけば
いいだろうと1か月前。
あえての寝かしてからの
ミッション完遂。
ま、レンタルビデオ屋で
パッケージをみて
そういや映画も
あったんだっけと
思い出しただけ
なんですけどね。
話は単純で、
高校生の合唱にかける青春。
合唱コンクールをめぐる
熱いドタバタコメディだが
ところどころに
ぐっとくるセリフや
シーンがある。
何より合唱シーンが
熱い。
悪役高校生
(ガレッジセールのゴリ)が
自己チューな合唱を
続けていたヒロインに
「たしかにあんたは
歌はうまいかもしれないが
惰性で歌うなら、
足を洗ってしまえ、
歌に失礼だ。」
というような
主旨のセリフを
主旨のセリフを
吐くシーンがある。
忙しいからとか。
楽しくないとか。
高尚じゃないとか。
毎年やってるから
今年も同じでとか。
言い訳するのは簡単だし
それが大人ってもんだろう。
社会人になってからの
合唱人はアマチュアである。
ことはうまい、へただけの
問題じゃないような気がする。
そんな大人の合唱人、
なんか最近、合唱ライフが
違うなあと
感じている人の魂に
カツを入れてくれる
映画と本です。
同時期に話題になった
「くちびるに歌を」(2015年)と
セットで鑑賞、読破したいです。
どっちも迫力があります。
どっちもおすすめ。
いい大人になってくれば
時間も資金も
制限のある中で
やり繰りする
合唱ライフにならざるを
得ない。
両肩に背負うものが
多くなってくる。
その中で
産み出せる歌声が
真の自分の姿かも
知れない。
その中で
巡り合える仲間が
真の友の姿かも
知れない。
埋め草のような
合唱、音楽はしたくない。
How do you keep the music playing?
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