妻「たまの休みだというのに、
  あんた、今どこでなにしとるんじゃ!」
父「寸暇バカンス。   @田端」
  反省してなかったんか!」

父「最近、詩人のインプットが
       弱かったんで・・・」
娘「六日間参加皆無。
父「おーそれ、有名な回文ではないか。
       まだ回文ブーム
       終わってなかったんかいな。
  娘よ、見事な回文じゃ。
  よーし、帰りは文豪ゆかりの寺院も
  まわって帰ってくるけんな。」
娘「寺でラテ。
妻「はよ帰ってこんか!」

さて
いよいよである。

休日出勤の穴埋めで
つかの間の休みが
とれたのである。

とすれば
一部の好事家の間で
話題になっていた
企画展に行くしかないではないか。
企画展の
キャッチコピーが
泣かせるじゃん・・・。
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http://www.kitabunka.or.jp/tabata/pdf/20160916_1.pdf

http://www.kitabunka.or.jp/tabata/
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田端文学館は、
JR山手線田端駅北口
徒歩2分にあります。
山手線内とは
思えない
ひっそりとした
駅前にその建物は
ありました。
しかも入場無料。
いいのか北区…。

本日の目玉は
萩原朔太郎と
室生犀星の
熱き友情の展示。
やはり
当時の資料を実際に
観ながら
思いをはせるって
いいねえ。

意外だったのが
室生犀星は
芥川龍之介とも
大親友だったと
いういこと。
会場で頂いた
「田端千駄木マップ」
を見たら
田端と東大界隈は
すごく近い。

この
2人を軸に
いわゆる
田端文士村が
形成されたって
はじめて知ったなあ。
まだまだ不勉強。
時間があれば
ゆっくり散策したい
ところです。

しかし、
プリンス朔太郎とは
また違って、
犀星の人生は
ドラマチックで
苦労の連続。

大親友芥川龍之介を
喪い、
大親友萩原朔太郎を
喪い、
同じ年に
師匠筋の
北原白秋を
喪い、
軽井沢に1944年に
疎開とはいいながら
本格的軽井沢に
居を構えた
ときの室生犀星の
想いはいかばかりか。

学校の授業や
教科書では
詩人や文豪を
一人づつ習った
記憶しかないけれど
同じ時代に
生きたんだもの。

まったく没交渉の
わけがないよね、
人間だもの。

妻「で、こんな遅くに
  帰ってきた訳か。
父「いや、山手線で唯一の
  踏切、田端駅から近くて
  つい、見入ってしまって・・・」
妻「Live not on evil.
  悪いことをして生きるな。
父「さすがセンパイ、
  回文も英語だなんて
  お洒落っすねぇ。」
妻「きつそうな嘘つき。
  すぐバレる嘘をつくな!!」

火花は遠い夏の日の話ではない。