読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。

我が家の娘は
ただ今絶賛小学6年生。

たまに家族で
カラオケにいくのだが、
「アイ●ツ」とか
「プリ●ュア」とか
「コナ●」とかを
熱唱している。

小さいころは
タダタケしか
聴かせてなかったんだがのう。

娘「だってカラオケに
  タダタケないもん。
妻「♪草むらに~!!」
夫「あんたは、ベル●ラか!」
2人「ジュテ~ム。オス●ル。」

いつも
最後の決めセリフは
2人でささやいてしまうぞ。

何回か開いてもらった
結婚前の祝勝会(?)の
2人の鉄板出し物は、
この曲の
振付つきの
2人のヂュエット
だったのである。
(遠い眼)

ま、過ぎたことである。

さて、そんなこんなで
娘が乳幼児だったころ、
父は絵本や物語を
よく読み聞かせした
もんです。

絵本はなかなか
面白い。
定番のものもいいが、
音楽にまつわるものも
発見したりして
親子に
強烈な印象を残した。

そんな音楽にまつわる
絵本の話。

「オーケストラをききに」
小澤一雄 作・絵
2007年/ポトス出版


コンサートのいきいき感つたわる。
オーボエで音合わせするところから
コンサートが始まる、って
そこから楽しいんだよって
話した記憶があるなあ。

絵本を読んでいくと、
目立つ楽器、目立たない楽器
がでてくるけど、
出番の多寡は関係ない。
みんな仲間。ってわかりやすい。
みんなが作り上げるのだから。

CDもいいけど、
ライブの良さ。伝わる。
面白いのは、
おなじコンサートホールの中でも
席によって伝わり方がちがうことを
描いているところ。
そうなんだよね、だからいい。

「おんがくのまち」
青山邦彦 作・絵
1997年/パロル舎

伝説の絵本の名作「ちいさいおうち」。
この本はその音楽版といってよい。
人間の愚かさ、すごくよくわかる。
どんどん大きくなって、うまくなって・・・
大きければ、強ければいいってもんじゃない。
多様性を認めなければ音楽ではない。

読みながら、
自分の音楽との向き合い方に
ついても考えさせられた一冊。

そして
娘が5歳になった頃のある日。
いつものように娘に
絵本を読みきかせしていたとき。

突然
娘が私から絵本を
取り上げていった一言。

娘「今度は、私がパパに読んであげる。」

ずっと思っていたのだろうか。
いつから思っていたのだろうか。
表現する喜びや
伝えたい喜びは
小さい子どもの内から
持っているものなんだなぁって
思った。

父はアマチュア男声合唱愛好者。
でも
惰性で歌うな。
付き合いで歌うな。
限られた時間で
味わい尽くせ。

なんてことを
小さい娘に
教えられた気がした。

ほんに、ほんに・・・。 

おわり。

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