第参弾は11個出してみる。

25.セカンドだけ
     ユニフォームを赤くして
     三倍速く歌い、三倍速く歌いおえる。

26.合宿の風呂は、当然一番風呂
     (但し指導者を除く。)

27.多田武彦『草野心平の詩から』の
     「さくらちる」。
     ちるちるおちる
     まいおちる「ふぅ」まいおちる

     と、男の溜息をまぜて、
     女性ファンのハートを
     鷲掴みにする。

28.多田武彦『富士山』の
     「作品第壹」の出だし。
     ふもとにはふもとには〜と
     ベース系がきざんでも
     入らない。
     断固として入らない。
     そんな
     男気をみせる。

29.十七条の憲法は、十度と
   七度の音程に入る事が多い
   セカンドへの賛歌だ、と
   歴史的功績を誇示する。

30.durの三度は、高め?低め?
  論争を生温かく見守り、
  落ち着くまで三パートで
  どうぞ、と遠慮する。

31.トップのパートソロは、
   ハミング三割増
   音量で圧倒し埋もれさせる。

32.演奏会で、歌っていない時には
   カッパ口でお茶目さを
   アピール。

33.演奏会で、セカンドだけは
   お洒落な帽子を許可。

34.演奏会で、終演後、女学生に
  「記念に第二ボタンください!」
  と言われても
  「セカンドボタンですね!」と
  言い返す勇気を持つ。

父「これで通算34個目か〜。
       あと66個、先は長いの〜。」
妻「あんたの辞書に、いいかげん
       『あきらめ』という言葉を
      加えてくれんかの〜。
      だいたいニッチすぎるんじゃ。
      もっとメジャーな層を
      狙わんと。」
夫「ならこれでどうだ。」

35.自己紹介の時に、
 「4番セカンド××です。」
  って名乗り、
  あの方クリーンナップなんだ
  と錯覚させる。

妻「・・・もうあきらめろ。」

おわり。

 
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