読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。
人は誰でも
思い間違いや、空耳タイム、
想像力がたくましすぎる
瞬間がある。
今回はそんな話。
第1話
本の題名を覚えるのは
以外と大変。
昨年三好達治の足跡を訪ねに
福井に行ったときのこと。
福井県立図書館は
三国文学、三好達治コーナー
の充実ぶりが素的な図書館。
噂に聞いてはいたが
現地に行かないと
お目にかかれないコーナーが
あった。
図書館の中で
大爆笑してしまったのだが、
なんと最近
HP内にコーナーが
できているではないか!
いいのか、福井県!
福井県民は
お茶目さんだらけのやうに
誤解されはしまいか。
ひっそり心配しているのだが
やはり楽しんで
しまうのであった。
福井県立図書館
覚え違いタイトル集
第2話
多田武彦作曲の組曲『蛙』。
筆者は大好きで、
特に2曲目「黒い蛙」が
一押し。
バリトンソロが入るまでの
TOPのハミングが秀逸。
さて、満を持してバリトンソロが入る。
「ボンジュール、ヒマワリは好きかい?」
(ぼんりゅうは、ひまわりをすかない。)
(ぼんりゅうは、ひまわりをすかない。)
何回聞いても、ゴッホが大好きな
仏蘭西人の言葉にしか
聞こえないのである。
聞こえないのである。
第3話
多田武彦作曲の組曲
『三崎のうた・第二』。
『三崎のうた・第二』。
20代の時にうたった思出の曲集。
5曲目「墓」。
若き父「墓場は輝く、何かを感ず。
墓場は銀行。散々たり~。
って、意味深な歌詞ですね。」
先輩 「そうそう、作曲者の想いを
そこに感じなされ。って
違ーう!
墓場は銀光、
燦爛(さんらん)たり。
燦爛(さんらん)たり。
じゃ!」
若き父「あ、1回目はそうなんですか。
残りの3回は違いますよね。」
先輩 「残りも全部同じじゃ~!」
第4話
知られざる多田武彦の名曲
「アカシヤの径」。
最近、ネット上で
とある大学の
素的な演奏を発見したので、
愛聴して居る。
一日多田武彦をきいて
疲れた耳と
泣き止んだあとの眼を
この曲を
クロージングソングにして
休めるのである。
夜も更けてきた。
妻「そもそも聴きすぎとは
思わんのか?」
父「まあ、とにかくすごいから
聴いてみてよ。」
妻「(出だしのハミングが流れて)
お、いいね!
(満を持してべースソロが入る。)
おーすごいね、ここの大学。
ささきい●おと共演してんだ!」
父「調べてないけど、
違うと思うよ(涙)」
妻「この曲の後に、
宇宙戦艦●●トの
『真っ●なスカーフ』を歌ったら
ウけるよ~。」
父「あの娘が振っていた~。
ホンマや!」
妻「でしょ~!云っといて。」
父「よっしゃ、娘よ、伝えてこい。」
娘「わかった~!いってきま~す!」
・・・暫しの静寂が我が家を包む。
父「娘はどこに
何しにいったんじゃ?」
妻「あんたのざっとした指示に
したがっただけじゃ。
伝わるか!!
はよ連れ戻してこい!!」
第5話
多田武彦作曲の組曲『富士山』。
妻が大好きで、
聞くところによると
お掃除ソングとして
毎日聴いてるとのこと。
「まるでくれない~」が
一番お気に入りらしいが。
終曲にはやはり圧倒される
とのこと。
妻「ちょっと疑問があるんですが。」
父「このへいやすれすれ~でかい?」
妻「ふりそそぐそそぐ
すいらんがらすのだいしゅうう!!
ってあるじゃない?」
父「いちばんかっこいいところやな。」
妻「ガラスがこんなにざんざんふって
きたら・・・・
危ない!!(かびらじえい風に)」
父「比喩でしょ比喩。というか
あんたは毎日
何をきいておるんじゃ!!」
何をきいておるんじゃ!!」
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