読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。
とりたてて
身内の
楽しい話ばかりを
創作しているワケでは
決してないのである。
しかし、あとからあとから
妻と娘の天然◎◎攻撃が
ちるちる
おちるまいおちる
そして
ふりしきるのである。
全く悪気はないのが
逆にすごい。
父「この教科書にでてくる
堀口大學ってどんな人か
知っとるか?」
娘「いや、詩しか習わなかった
けど、どんな人?」
娘のきらきらした好奇心に
満ちた眼差しを
無視できることが
父として
できようか。
いやできまい。
父「ええか。このお方は・・・(30分略)という方じゃ。
CDはこれじゃ、聴いてみ。」
娘「文京区の東大の近くに住んでて、
って父はちなんだけど、人間なんだ。」
父「何だと思ってたん?」
娘「『堀口大學』っていう大学かと思ってた。」
父「こらこら、
ホイチョ●プロダクション
みたいに言うな、
人の名前やぞ!」
妻「でもペンネームでしょ。」
父「あんたも文学部の出身でしょうが。ホンマに。
本名ですよ、この名前。
東京帝国大学にちなんでつけられたの。」
妻「やだ~早く言ってよ!
ま、いいや。
本日の
ちなみタイムおしまい!
ガラガラ~。」
娘「ほ~た~るの~ひか~り」
妻と娘は、引き潮のように
ききたいところをきいたら
さっと撤退する戦に
長けておる。
やはり、今宵も独りで
ヘッドフォンで
多田武彦タイムに
なりそうだ。
あれ、涙でくもって
楽譜が読めないや。
ふと気が付くと
ヘッドフォンをしている
私の眼の前で
娘が手旗信号をしてゐる。
なんだって?
娘「お・や・す・み」
さりげない娘の優しさに
また涙する父であった。
ハモりが眼にしみる。
ほんに、ほんに・・・。
おわり。
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