読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。


音楽と鉄道の深い関係について。

何を隠そう、
いや別に隠していないが
筆者は鉄道が好きである。

鉄道好きにもいろいろあり、
まず自身のポジションを
宣言しておきたい。


「●R在来線特急派
  進行方向左側着席主義

娘「何の呪文?」
夫「時刻表J●版第一主義
  走行中は音楽聞かない派。

妻「そういえば、あんた私に
  『時刻表買ってきて』と頼んで
  J●B版を買ってきたら
  烈火のごとく怒りだし、
  J●版を買い直しにいってたな。
  電車の時刻に
  違いでもあるんか?」
夫「大違いじゃ!!
  わしは学生時代から
  J●版しか買わんのじゃ。
  大学時代の
  親友とそれを
  読み合わせしながら全国各地を
  旅してきたんじゃ!
  人に歴史ありだぞ。」 
妻「ま、それはそれとして・・・。
  時刻表を買ってきて、
  おもむろに1Pから
  読みだしたやつ、
  初めて見てウケたわ。
  必要なところを
  ざっと見るんじゃないのか?」
夫「何をいうておるんじゃ!
  時刻表はもはや文学、
  読み物やぞ!」
妻「そうか・・・。
  もうダイヤ改正があった
  から、いらんやろって、
  古い時刻表こっそり
  ごみにだしといたの、
  悪かったわ。」
夫「あんたか!
  大の大人が血眼になって
  あちこち捜したんやぞ!」
妻「ごめんごめん、
  でも鉄道は目的地に
  つくための
  手段じゃろ?
  ついてから何するかが
  大事なんじゃないんか?」
夫「・・・。」


ま、今度から時刻表に関しては
私の責任で廃棄することに。


えらく長くなってしまったが
閑話休題。


JRの全国の路線で、
鉄道好きなら
行ってみたい
4つの駅が
あるのである。


それは、
東端、西端、
南端、北端、
である。


ま、そういうものである。

北は北海道の稚内駅。
宗谷本線終着駅手前
2つくらいに
「抜海~南稚内」
の海上に
いきなりガッと・・・
現れる 
「利尻富士」
こと利尻山が見事。

車掌の粋なアナウンスと
ともに徐行運転サービスが
あった。
それまで、何時間も
人の住む気配が
ないところ、
熊笹だらけ
の荒野を
走っていただけに
そのギャップが◎。


いきなりガッと・・・。
夕映えの富士~。


がよく似合う。

東は北海道東根室駅。
根室本線終着駅根室駅の
一つ手前の駅。
列車の本数も少なく
たどり着くのは容易ではない。
大概は終着駅根室で
いってしまうが。
起点となる釧路からの
往復だけでも
精いっぱい。


西は長崎県佐世保駅。
佐世保線の終着駅。
西はわかりにくい。
ここでよかったかな?
と思いながら、たどり着いた。
まだ佐世保バーガーは
有名でなく、
若者に大人気になった
合唱の物語
「くちびるに歌を」は
書かれていなく、
ジャパネットタ●タも
全国展開していなかった。
ハウステンボスも近いぞ。

合わせ技で如何。

南は鹿児島県西大山駅。
指宿枕崎線の途中の駅。

砂浜に首から下を
埋められてしまう
砂蒸し温泉などに入りつつ
ゆったりと訪れたい。

ここの景色の圧巻は、
薩摩富士こと
開聞(かいもん)岳。

全国に●●富士は
多々あれど
シルエットの美しさでは
本家富士山と
甲乙つけがたいと
個人的に思う。

ほかに山がなく、
どーんと立つ様は
まさに孤高の存在。

シルエットの美しさに
息をのむ。

どこからか
そして湧き上がる
天の楽音。

がよく似合う。

なぜ鉄道が好きか。
いろんな理由があるが
一つの理由は
こんなところか。

鉄道には

2本の線路がある。
決して交わらないが
しかし
ずっと寄り添いあって
走っていく存在。

何もかもが不確実な
もので溢れている
現代の中で
揺るがない信頼感を感じて
いられることがいい。

どんなに楽しい路線も
必ず終着駅がくる。

どんなに美しい名曲も
必ずエンディングがくる。

素敵な時間は限られている。


だからこそ
美しい。

だからこそ
慈しみを持って
味わいたい。


惰性で乗るな。
惰性で歌うな。

これが筆者が
鉄道が好きであり
男声合唱が好きな
理由である。


妻「おーい、
  この『サンライズ貯金
  て書いてある用紙は
  なんじゃー?
  まさか、『サンライズ出雲』に
  乗るつもりか?」
夫「いや、来年の娘との
  小学校卒業旅行と・・・」
妻「積算根拠が、
  大人1、小人1と・・・
  あたしの分がないぞ!」
娘「寝るまで夜汽車で読書三昧、
  楽しみー!」
夫「鉄道は手段っていってたから
  妻は飛行機で
  現地集合、
  現地解散でいいんじゃ・・・」
妻「ばかもーん!
  あんたどうせ寝台列車
  乗っても
  夜中じゅう夜景観たり、
  車内を探検したりして
  徹夜するんでしょうが!
  妻と替わらんか!」
夫「なぜ私の行動が筒抜け・・・
  スパイでもおるんか!」
妻「ばればれじゃあ!」
 

追伸
夫「そういや『石家荘にて』っていう
     タダタケの名曲があったな。
   茫々の・・・
     中国の北京郊外の
     ジャンクションて話しだが、
     いってみたいのう、娘よ。」
妻「頼むから、J⚫︎全線制覇とかいう
      戯言を達成してから
      海外遠征しておくれ、夫よ。」

おわり。


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