読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。

我が家は総勢3人。
全員多田武彦熱中時代である。


忙しい毎日でも
3人そろって迎える
休日の朝は
やはり格別である。


朝食の後、
ひとくぎり
家事を終えて
ちょっと
ほっとするひと時。
そんな
どこにでもある
風景より。


父「さあ、久しぶりに
    多田武彦のCDでも聴くか。」
妻「あんた昨日の夜も聴いてたで。
  24時間たってないのは
  久しぶりとは云わん。」
父「こんなすがすがしい朝に
  ふさわしい曲は・・・。
  組曲『雨』しかありませんな。」
妻「そうそう、ざあっと
  やってこいよ・・・って、
  あんた、出かける気ゼロだな。」
父「娘よ、こっちきて
  多田武彦を聴いて
  家族で至福の時を過ごそうぞ。」
娘「いいよ、パジャマでいい?」
父「それは私服の時じゃ!」
妻「雨男と雨女が何を
  きゃっきゃっやっとるんじゃ!」
父「まあまあ、好きな曲を
  聴きたいだけだからいいではないか。」
妻「それは許そう。
  でも頼むから、
  夜中にヘッドフォンで多田武彦の
  CDを聴いて号泣するのだけは
  勘弁してくれ。」
父「いや、詩と曲の調和に
  感極まって・・・」
妻「それにしても
  よう聴き始めて30秒で号泣できるな。
  何事かと思うわ!」


家族の理解があってこその
音楽活動である。


ほんに、ほんに・・・。

おわり。

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