読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。

幕間でいろんな方言が
飛び交っているのは
父が青春時代に散々プレイした
不朽の名作
「信長の野望全国版」(PC9801版)
の影響で、
頭の中がごっちゃに
なっているので、
ご容赦くださいませ。
首都圏在住がばれないように
多少脚色しているだけです。


詩:田中冬二
『北陸にて』の終曲
『北陸にて』の話。

男声合唱組曲『北陸にて』
1「きつねにつままれた町」
2「梨の花とお寺の奥さん」
3「みぞれのする小さな町」
4「くずの花」
5「ふるさとにて」
6「北陸にて」

最近、娘のなかでは
「究極の選択」
流行っているらしい。
父の鉄道とうどんと多田武彦
好きをよく知る娘の問題から。


娘「日本全国の鉄道の無期限
     乗り放題の切符と、
     日本全国のうどん店の無期限
     食べ放題の切符と
     もらうならどっち。」


悪魔のほほえみである。
しかしひるんでは男がすたる。
乗り越える壁が大きいほど
よいのである。

そして少年は大人になる。
(by銀河●道999)


妻「格言も鉄道やな・・・・。」


父「そら、鉄道にきまり!
     即答やで。」
娘「そのこころは。」
父「多田武彦の『北陸にて』の
     終曲を聴いてみてよ。
     ありがたいことに、
     インターネットで
     この問題を指摘していただいた
     先人がおる。」


娘「胸にじ~んとくる曲だねえ。」

父「ええか、まず『北陸線の~』
   の出だしは、
   『えちごトキめき鉄道
   日本海ひすいラインの~』
   市振までな。
  次に
  『あいの風とやま鉄道の~
 泊~(略)』
  となるわけだ。

娘「さびしくはないね。
  でもいっぱい乗れていいじゃん。
父「作曲家が曲を直すのに
   苦労するでしょ。
   だから、鉄道はなくなる前に
   乗らなきゃいかんのよ。そして
   詩人の足跡を辿る。これ正解。
   うどんはいつでも食べれるわい。」

妻「それで、いわきの
   草野心平記念館と
   高槻の三好達治記念館を
   こっそり調べてたってワケやね。」

父「なぜそれを!」

妻「で、あれほど懸念を表明している
   北海道新幹線ができたら、すぐに乗りに
   いって、日高本線経由で
   草野心平の『エリモ岬』
   の世界に浸ろうって魂胆やな。」

父「…いや、戦に勝つには敵を知る…」

妻「あんた、あれだけ懸念を表明してた
   北陸新幹線もいそいそと乗りに
   いってますがな。」

父「あれは三好達治が私を引き寄せ…」
娘「そういえば、楽譜と時刻表を見て
     父はいつもにやにやしてますな。」
父「…正解。」


教訓:譜面と時刻表は
   月の光が照っているところで
   みること。

ほんに、ほんに・・・。

おわり。

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