読み疲れた時に、 ほっと一息の時間。

父「最近の国語の
宿題は誰な?」
娘「草野心平。
なんかかえるの詩だよ。」
父「けるるんくっく、とか
いようぼくだよ、やせがへるだよ、
とかかい、いいねえ。
娘は他にはなにか知ってる詩は
あるんかい?」
「出臍のやうな五センチの富士。
  海はどこまでもの青ブリキ。」

父「へ?」
「凡竜は水陸両棲中の
  水陸両棲である。」


と矢継ぎ早に叫んだ。

いつのまに覚えたん?
胎教にいいからって
妻に無理やりきかせてたから?
ちっちゃいころ子守唄で
「黒い蛙」歌って聴かせてたのを
覚えてた?
それとも
風呂で放歌しよる
父の
振る舞いがバレてた?

全国小学生による
叫ぶ詩人の会の方?

娘「お子様です。」

ほんに、ほんに・・・。