合唱という音楽を表現するために
音をさらうのは当然です。
がしかし、
年がら年中、自宅で歌っていると
家族の冷たい視線が眼に染みる。
あるいは、夜更けにふと
音楽に浸りたくなる。
そんなときには、
黙読で音楽を深める読書を
することにしています。
勝手におすすめ本を列記してみました。
詳しくは・・・・。
あくまで個人の感想ですので・・・。
★★★合唱と音楽の物語3選。★★★
・歌え!多摩川高校合唱部
(本田有明/河出書房新社/2012年6月)
神奈川県の進学校の合唱部を
モデルにした
奮闘記。男子はいつも女子に頭が
あがらないのだ。
・嬉遊曲、鳴りやまず―齋藤秀雄の生涯―
(中丸美絵/新潮社/2002年9月)
桐朋学園大学の創始者。小沢征爾の
師匠。すざまじい人生。音楽が
西欧の中で果たしてきた役割も
よくわかる。
・オーケストラ、それは我なり
―朝比奈隆四つの試練―
(中丸美絵/文藝春秋/2008年9月)
齋藤秀雄と並び称されるレジェンド。
大阪フィルとの奮戦ぶりが泣かせる。
★★★表現者としての人間への
理解が深まる(かもしれない)漫画3選。★★★
・ガラスの仮面(今のところ49巻)
(美内すずえ/白泉社/~2012年9月)
演劇にかける天才少女を描いた
不朽の名作。
どん底でも「演じるしかない」と
自分の運命に
従う姿に、表現者として襟をただされる
想いがする。
難点は、なかなか完結しない、
読みだすと睡眠時間が
確実に削られること。
・MASTERキートン(全18巻)
(浦沢直樹/小学館/~1994年)
しがない考古学者が、生活の糧に
保険調査員(オプ)
としてお金を稼ぐ。
この物語の中で描かれる
国家、人生、民族、文化とは
何か、という問いに、
私たちは合唱音楽で
ひとつの答えを
表現しているのかもしれない。
・劇画「ヒットラー」(全1巻)
(水木しげる/ちくま文庫/1990年8月)
鬼才が描く、人間達の恐怖。
音楽が不幸な使われかた
をした歴史も、私たちは肝に銘じて
おかなければ
いけない。
★★★やっぱり押さえておきたい物語3選。★★★
・マエストロ、時間です。
―サントリーホール
ステージマネージャー物語―
(宮崎隆男/ヤマハミュージックメディア/
2001年10月)
音楽家とって重要な役割。
幕が上がるまでの
全てを支えるプライドがよく伝わる。
・天上の花
(荻原葉子/新潮社/1979年)
このブログを書くきっかけになった三好達治
の物語。「愛する」という言葉を軽々しく
口にできなくなるほどの衝撃の人生。
・くちびるに歌を
(中田永一/小学館/2011年11月)
やっぱり、これを外すわけには・・・。
映画にもなったし、おかげさまで
合唱がすこしは市民権を得たかな?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
これで先発メンバーがそろい踏みなりや
如何。
おわり。
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