2022年02月12日に書いた記事萩原葉子の「天上の花―三好達治抄―」の映画化の段 の続報の記事をネットで見つけた。配役などが発表され、いよいよイメージが膨らんできた。今年の秋の映画鑑賞の楽しみが一つ増えた。原作本はこちら。 多田武彦は三好達治の詩に曲をつけた曲集 ...
『ブラームスの歌曲と歌』矢部太郎バリトンリサイタルの便りの段
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会の次の演奏会が来年の1月に開催される。コンサート「第玖」2023年1月29日(日)午後開演於 光が丘IMAホール(都営地下鉄大江戸線光が丘駅)========================第1ステージ 男声合唱組曲『中原中也 ...
男声合唱団タダタケを歌う会の団員募集の段
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会のHPで次の演奏会の概要が公開されている。 コンサート「第玖」2023年1月29日(日)午後開演於 光が丘IMAホール(都営地下鉄大江戸線光が丘駅)========================第1ステージ 男声合唱組曲『中原 ...
タダタケを歌う会の次の演奏会の続報の段
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会のHPがリニューアルされた。筆者も持病のメニエール病とお付き合いしながらもリモート練習でなんとか参加している。そして、この練習の成果を発表する次の演奏会の概要が団のHPで公開されている。コンサート「第玖」2023年1月29日( ...
萩原葉子の「天上の花―三好達治抄―」の映画化の段
2022年1月。色々あってぼーっと過ごしていたのでビックニュースを見逃していた。うかつだぞ、俺!といわゆる富野節が頭の中で駆け巡った。hirolead10r@タダタケを歌う会@hirolead10r多田武彦作曲『わがふるき日のうた』をはじめとする三好達治の詩の世界を感じるきっかけに ...
室生犀星『叙情小曲集』の中の「笛」のこと
室生犀星といえば、北原白秋の弟子にして三好達治のよき好敵手ともいえる偉大な詩人であり、作家である。この室生犀星の詩群の中から作曲されたのが男声合唱組曲『抒情小曲集』である。いつもお世話になっております多田武彦〔タダタケ〕データベースによると以下の7曲構成に ...
タダタケを歌う会の次の演奏会にむけての段
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会が次に取り組む2つの組曲は、『中原中也の詩から』と『尾崎喜八の詩から』である。詩人及び組曲の詳細についてはいつもお世話になります多田武彦〔タダタケ〕データベースが大変参考になります。 先日の練習でステージ順が執行部よ ...
北原白秋『東京景物詩』の中の「カステラ」のこと
北原白秋の詩による組曲『東京景物詩』は個人的にはとても思い入れのある組曲の一つである。この組曲の概要については『多田武彦〔タダタケ〕データベース』 を参照していだだければよくわかります。いつもながらお世話になります。全6曲のうち、ひときわ私の郷愁をさそうの ...
尾崎喜八『尾崎喜八の詩から』の練習も開始!
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会が 次に取り組む2つの組曲のうち『中原中也の詩から』に続いて『尾崎喜八の詩から』の練習が本格的に始まった。タダタケを歌う会@tadatakedake『中原中也の詩から』『尾崎喜八の詩から』取り組み始めました。新たなスタートからご一 ...
セカンドテナー地位向上委員会も再始動するの段
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会が次に取り組む2曲の練習が本格的に始まっている。タダタケを歌う会@tadatakedake明日は練習!『中原中也の詩から』の・間奏曲・雲雀・六月の雨こんな3曲の予定です。足腰鍛えて基礎基本から。2021/12/10 18:38:42筆者もセカンドテ ...
三好達治『わがふるき日のうた』の中の「鐘なりぬ」のことの補足
三好達治の詩による組曲『わがふるき日のうた』は個人的にはとても思い入れのある組曲の一つである。全7曲中の6曲目の「鐘なりぬ」については拙ブログでも以前取り上げたことがある。 「鐘鳴りぬ」 三好達治聽け鐘鳴りぬ聽けつねならぬ鐘鳴りいでぬかの鐘鳴りぬい ...
中原中也『中原中也の詩から』の中の「六月の雨」のこと
さて、中原中也である。組曲5曲めである。「六月の雨」 中原中也 またひとしきり 午前の雨が菖蒲のいろの みどりいろ眼うるめる 面長き女たちあらはれて 消えてゆくたちあらはれて 消えゆけばうれひに沈み しとしとと畠の上に 落ちてゐるはてしもしれず 落ちて ...
中原中也『中原中也の詩から』の中の「雲雀」のこと
さて、中原中也である。組曲4曲めである。この「雲雀」が収められている詩集『在りし日の歌』の正式名称は『在りし日の歌 亡き児文也の霊に捧ぐ』(創元社、1938年)である。この詩集の中で「雲雀」の一つ前に収められているのが「春と赤ン坊」である。「春と赤ン坊」 ...
中原中也『中原中也の詩から』の中の「間奏曲」のこと
中原中也、激動の人生。1907年 山口県に生まれる。1923年 女優の長谷川泰子と知り合う。1924年 長谷川泰子と同棲。1925年 3月長谷川泰子とともに上京。 4月小林秀雄と知り合う。 11月長谷川泰子、小林秀雄の許に去る。1937年 結核 ...
リンク集
〔作曲家〕多田武彦(1930‐2017)多田武彦〔タダタケ〕データベースhttps://seesaawiki.jp/w/chorus_mania/作曲家多田武彦及び全組曲の情報については、こちらのサイトが大変参考になります。男声合唱団 タダタケを歌う会https://tadatakesingers.wixsite.com/tadatake筆者 ...
中原中也『中原中也の詩から』の中の「汚れつちまつた悲しみに」のこと
さて、中原中也である。組曲2曲めである。「汚れつちまつた悲しみに……」 中原中也汚れつちまつた悲しみに……汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる汚れつちまつた悲しみに今日も風さへ吹きすぎる汚れつちまつた悲しみはたとへば狐の革裘汚れつちまつた悲しみ ...
そぞろ歩きのまえに(はじめにお読みください)
本ブログでは、多田武彦(タダタケ)が作曲した男声合唱に取り上げられた詩について、基本的に1曲単位で取り上げていきす。作曲家多田武彦及び全組曲の情報については、こちらのサイトが大変参考になります。多田武彦〔タダタケ〕データベースhttps://seesaawiki.jp/w/chorus ...
中原中也『中原中也の詩から』の中の「北の海」のこと
さて、中原中也である。組曲1曲めである。「北の海」 中原中也海にゐるのは、あれは人魚ではないのです。海にゐるのは、あれは、浪ばかり。曇った北海の空の下、浪はところどころ齒をむいて、空を呪つてゐるのです。いつはてるとも知れない呪。海にゐるのは、あれは人魚 ...
中原中也と尾崎喜八という2人の詩人のこと
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会が次に取り組む2つの組曲は、『中原中也の詩から』と『尾崎喜八の詩から』である。詩人及び組曲の詳細についてはいつもお世話になります多田武彦〔タダタケ〕データベースが大変参考になります。あらためて組曲の構成を確認してみる ...
さあ始動!男声合唱団タダタケを歌う会で歌う次の組曲のこと
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会が次に取り組む2曲が団の公式Twitterで発表された。タダタケを歌う会@tadatakedake『中原中也の詩から』『尾崎喜八の詩から』取り組み始めました。新たなスタートからご一緒していただける方、いつでも大歓迎です。https://t.co/dWb ...
始動!男声合唱団タダタケを歌う会で歌う次の組曲のこと
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会の演奏会も好評のうちに幕を閉じた。男声合唱団タダタケを歌う会のコンサート「第捌」のことそして次の演奏会に向けて本格的に始動した。タダタケを歌う会@tadatakedake演奏会から1週間。次の音楽へ向けて、動き出しております。20 ...
男声合唱団タダタケを歌う会のコンサート「第捌」のこと
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会の演奏会が盛大に開催された。フライヤーはこちら。コンサート「第㭭」2021年10月16日(土)13:30開場 14:00開演於 光が丘IMAホール(都営地下鉄大江戸線光が丘駅)曲目第1ステージ 草野心平×多田武彦【草野心平】1.「作品第肆」 ...
男声合唱団タダタケを歌う会で歌われた「タダタケ ア・ラ・カルト」のことその弐
多田武彦の作品は、組曲で聴くのが取り上げられた詩との対比もあって面白い。しかしながら、まだ知らぬタダタケの新しい曲との出会いも愉しみにしたい。そんな贅沢な(勉強不足の)悩みに答えてくれるのが、男声合唱団タダタケを歌う会のコンサートで設けられている企画ステ ...
草野心平『北斗の海』のこと
以前拙ブログでも書いたが、「人事は棺を蓋(おお)うて定まる。~人間の真価は、死んでから決まる。の意~」(『晋書/劉毅伝』から)ということを座右の銘としている者としては、没後七十年たっていない詩人はまだ取り上げていない。多田武彦が作曲した詩人の中で、 己の機が ...
男声合唱団タダタケを歌う会のコンサート「第捌」の続報のこと
筆者の所属する男声合唱団タダタケを歌う会の演奏会まであと2ヶ月あまりとなってきた。・・・公式HPではまだお披露目されていないが、フライヤーを入手できたのでコンサートの続報をお届けしたい。フライヤーはこちら。コンサート「第㭭」2021年10月16日(土)13:30開場 14:00開 ...